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システムキッチン

システムキッチンとは、キッチンの色々な要素がすべてシステム化されたキッチンのこと。
調理台(ワークトップ)、シンク(流し台)、水栓、コンロ、レンジフード、換気扇、収納などの
パーツを組み合わせてコーディネートしたキッチンセットのことです。

システムキッチンの素材はステンレスが中心で、他には人工大理石や天然木材を用いたものも。
デザイン性に優れたイタリアなど海外のブランドと、使いやすい国産があります。
レイアウトは一体型とアイランド型、L字型とA型があります。
価格的にはシンプルでローコストなものから、かなり高額なハイエンドモデルまでかなり幅があります。
家に合わせてフルオーダーやセミオーダーでつくることもできます。
食器洗浄乾燥機や浄水器を組み込んだタイプなども登場し始めています。

システムキッチンの天板の素材は何がいいの?

システムキッチンの天板の素材はステンレスと人工大理石が中心。
その他天然石などもある。システムキッチンの天板としては何が良いのだろうか。
1990年代半ばくらいまでキッチンカウンターの主流を占めていたステンレスでした。
その後、高級感が演出できインテリア性に優れるとして人工大理石の人気が高まりました。
素材によって、特性や加工性、耐久性、メンテナンス性などの違いがありますので、それぞれの特長を総合的に判断してみましょう。

■ステンレス
鉄にニッケル等を混ぜて錆びにくくした素材。もらい錆* が起きやすい。また、加工できる形状が限られるが、耐熱性、耐水性に優れる。
○耐衝撃性
○耐熱性
○耐汚染性
○価格が安い
×インテリア的には好みが分かれる
×傷の補修不可
×加工が自由に出来ない

●人工大理石(ポリエステル人工大理石)
一般に樹脂と無機物を混合して作った素材をいう。白系の色でキッチンを明るくしたり、石目調で高級感を出したりと多彩な色柄が魅力。
○価格が安い
×透光性が乏しく、深みのある外観が出ない
×耐候性が悪く、黄変しやすい
×耐汚染性・メンテナンス性に劣る
×繋げない・曲げ加工不可など、加工性に劣る

●人工大理石(アクリル人工大理石)
デュポン社コーリアンなど、天然の鉱物質を主体に樹脂を融合させたメタクリル樹脂強化無機材です。
自然素材が持つ加工性の悪さなどのデメリットは科学的に解消。
○耐衝撃性
○耐熱性
○耐汚染性
○メンテナンス性
×価格はやや高い

●天然石
大理石・御影石などの素材で、酸に弱く、汚れがしみ込みやすい。また、長いカウンターを作りにくい。硬度が高く、高級感がある。
○自然物ならではの深みのある美しさ
○高級感
×多孔質のため汚れが染み込む
×メンテナンスが難しい
×加工自体が難しい
×価格が高い
×天然大理石は酸によって大きく変色する

輸入品のシステムキッチンと国産のシステムキッチン

ドイツ製やイタリア製など輸入システムキッチンの人気が急上昇しています。
中には500万円を超える高級システムキッチンもあります。
その魅力は質感の高さが生み出す高級感。引き出しを開け閉めする感触に重厚感があります。塗装も入念で扉に重量感がある。

国産のシステムキッチンにも高級なシリーズが人気で、天然木の突き板を使ったりモダンなデザインのものに人気が集まっている。機能性に加えて重厚感や素材の質感などを求める目の肥えた本物志向のユーザーが増えている。